素数大富豪 Advent Calendar 2016 - 15日目

この記事は【素数大富豪 Advent Calendar 2016】の15日目の記事です。

←前の日の記事   →次の日の記事

素数大富豪 Advent Calendar 2016】14日目は、みうらさん(@miura_prime)素数大富豪大会の優勝者!)の『ラマヌジャン革命について/素数大富豪日記11月編』でした。 14日目の記事をまだご覧になっていない方は是非! 「タクシー数として有名な1729に、こんな性質もあったとは…!」と驚くことでしょう。人類が10進数を採用していたからこそ、そして、トランプが「1~10」ではなく「1~13」で構成されているからこそ という運命を感じる性質が紹介されていました。必見です。

はじめに

[Images: @tatt61880のアイコン]
初めましての方は初めまして。Tatt(たっと)と申します (twitter:@tatt61880)。
この記事を読んでいる皆様は、もっちょさん(@motcho_tw)の記事『なんか効率のいい素数の覚え方ないかな?』などを読んで、素数の暗記に励んでいらっしゃることだろうと思います。
この記事では、そんな皆様にもっと強くなっていただくためのツールをご紹介します。
その名も、「素数大富豪用 素数判定ドリル」です。

「素数大富豪用 素数判定ドリル」

初期化中… (※このメッセージが5秒以上表示されている場合は、JavaScriptが機能していない可能性があります。また、IE8以下には対応していません。)


「素数大富豪用 素数判定ドリル」の仕様

※Internet Explorer 8以前など、古いブラウザでは動作しない可能性があります。モダンなブラウザを使用してください。

なぜ「素数大富豪用 素数判定ドリル」を作ったか

例えば、素数大富豪大会の決勝戦の勝敗が決まった瞬間(生放送タイムシフト18:12:00頃~)に出された数は「10」「2」「1」の3枚を組み合わせた「1021」でした。 これをうっかり「2101」として出していたら、試合結果も変わっていたかもしれません(2101=11x191で素数ではありません)。
また、決勝戦では、他にも「13121」や「41113」 (生放送タイムシフト18:02:30頃~)「41011」や「41213」 (生放送タイムシフト18:11:00頃~)といったハイレベルな3枚出しが繰り広げられていました。
『素数かどうかを覚えておく力(記憶力, 暗記力)』および『素数かどうか確認する力(計算力)』が、素数大富豪における基礎力として重要であることに異論はないと思います。
このような力を高めるには、計算ドリルのように繰り返し練習することが効果的だと考え、「素数大富豪用 素数判定ドリル」を作成しました。

ちなみに、今回の公開時点で枚数を3枚に限定していますが、【素数大富豪 Advent Calendar 2016】5日目のにせいさんの記事『素数大富豪トーナメント鑑賞会(データ分析編)』によると、決勝戦では3枚出しの頻度が一番高かったそうです。
3枚出しすべてにおいて、判定員が「~は、素数です」と言った時に「もちろん」と言えるレベル (生放送タイムシフト17:43:10頃~)になるまで、練習に練習を重ねましょう!

今後の展望

この「素数大富豪用 素数判定ドリル」自体を改善して使いやすくしたり、別のプログラムを作ったり、ちょっと考えるだけでいろいろアイデアが出てきます。 少し挙げてみるとこんな感じです。 夢が広がりますね!!

おまけ - プログラミングのススメ

この記事を読んで、面白いアイデアが浮かんだという人もいるのではないでしょうか。
プログラミングができると、「こんなツールがあったら面白そう!」というときに便利です。
数学が好きな人はプログラミングにも相性が良いと思うので、是非♪
今回紹介した「素数大富豪用 素数判定ドリル」に使用されているJavaScriptのソースコードを見てみたい方は、isPrimeDrill.js を覗いてみてください。

See you next prime!

それではまたの機会に!
ご覧いただきありがとうございました。:-)


素数大富豪 Advent Calendar 2016】16日目はゆぅくりっどさん(@akatanana)で、「素数大富豪におけるペア(2枚組)について書いてみます」とのことです。 空いていた「16日目」に登録してくださって良かったです! (ちなみに、16自体は素数ではないですが、「16の正の約数の個数(σ_0(16) = 5)」や「16の正の約数の総和(σ_1(16) = 31)」は素数です…!)では、よろしくお願いします。 :-)

←前の日の記事   →次の日の記事